農林中央金庫(本店:東京都千代田区)は、運用中の人事業務クラウドサービス「SAP SuccessFactors」によるタレントマネジメントの適用範囲を広げ、目標管理機能に加えて人事管理と学習管理の両機能を2023年4月より利用開始した。SAPジャパンが2023年12月14日に発表した。
農林中央金庫は、人材管理の基本方針を「一次産業と地域への貢献意識を持って、金融のプロとして自律的にチャレンジ・変革し続ける人材を継続的に支援する」と定め、2023年4月に自律性/専門性のコンセプトを掲げた抜本的な人事制度改正を実施した。
具体的には、専門性を醸成する単位としての「ジョブグループ」と職務・機能単位に細分化した「ジョブコンピテンシー」による評価・育成および職務履歴の蓄積、自律的な能力開発を支援する育成施策、職員の能力・適性・キャリア展望を踏まえた適所適材の人材配置・登用などが始まった。
一方で、2018年から全職員を対象としたタレントマネジメント施策として、「SAP SuccessFactors」の目標管理機能(画面1)を利用してきた。システム構築と導入後の運用保守をNTTコムウェアが担当している。
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上述の人事制度改正を機にタレントマネジメントの適用範囲を広げ、人事管理と学習管理の両機能の利用を開始し、人事情報基盤の統合を図った。今後、SuccessFactorsを新人事制度の下でのタレントマネジメントの中核として活用を促すとしている。