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トライアル、顔認証による入場管理/決済を福岡県宮若市の5店舗・施設で検証

2024年1月24日(水)IT Leaders編集部

スーパーセンター/ディスカウントストアチェーン「TRIAL」を運営するトライアルホールディングス(本社:福岡県福岡市)は2024年1月23日、小売店舗などで顔認証システムの検証を行うと発表した。NECとの顔認証分野での協業体制で、同年1月末~2月中旬に福岡県宮若市の5店舗・施設において、顔認証を利用した入場管理や決済の検証を実施する。

 トライアルホールディングスは、トライアルカンパニーを中核に、スーパーセンター/ディスカウントストアチェーン「TRIAL」の運営や小売店舗向けAI/IoTシステム開発などの事業を展開している。

 新たな取り組みとして、小売店舗などで顔認証システムの検証を行う。NECとの顔認証分野での協業体制の下、同年1月末~2月中旬に福岡県宮若市の5店舗・施設において、顔認証を利用した入場管理や決済の検証を実施する(表1)。

表1:顔認証を利用した入場管理や決済を検証する5店舗(出典:トライアルホールディングス、NEC)
検証施設 施設の種類 顔認証の検証内容
トライアルGO脇田店 次世代型スマートストア 決済
グロッサリア脇田店 産地産直レストラン 決済
MUSUBU AI AI開発センター 入場管理
TRIAL IoT Lab AIデバイス開発センター 入場管理
T MAISON WAKITA 従業員寮 入場管理

 トライアル、同社取引先企業、NECから約500人が検証に参加する。NECの顔認証技術を用いたシステムで、顔認証を共通IDとして各サービスを連携。従業員は顔情報を一度システムに登録するだけで、複数のサービスを顔認証ログインで利用できるという仕組みを検証する(写真1)。

写真1:トライアルGO脇田店で実施している顔認証決済の様子(出典:トライアルホールディングス、NEC)

 トライアルは以前より、自社開発のIoT/AI技術を駆使したデータ活用を推進。新しい購買体験の提供や、効率的な店舗運営を可能にするスマートストアの展開などに取り組んでいる関連記事トライアルの小売業向けAI/IoT基盤プロジェクト「リアイル」、サントリーや日本ハムなどが参画AIで商品識別や購買行動分析、トライアルが明かす「リテールAIカメラ」開発の詳細

 また、2020年9月には、福岡県宮若市と官民連携協定を締結し、「リテールDXタウン」として同市の学校跡地などを活用するした街づくりにも携わっている。

 トライアルは今後、NECの協力を得ながら、顔認証技術を活用したサービスの利用対象を広げていく計画である。また、宮若市内の他の施設や別のエリアでも顔認証技術の活用に取り組むとしている。

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