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経費申請SaaS新版「mitoco Work V2.2」、mitoco 会計と勘定科目マスターを共有─テラスカイ
2024年6月21日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)
テラスカイは2024年6月18日、経費申請クラウドサービスの新版「mitoco Work 経費 V2.2」を提供開始した。Salesforceのシステム基盤を用いたクラウド型グループウェア「mitoco」で利用できる。新版では、「mitoco 会計」と勘定科目/補助科目マスターを共有できるようにした。
テラスカイの「mitoco Work 経費」は、Salesforceのシステム基盤を用いたクラウド型グループウェア「mitoco」で利用可能な経費申請クラウドサービスである。交通費精算や経費精算などの申請業務をグループウェア上で一元的に処理できる。例えば、交通費の申請はカレンダーと連携し、月末の精算処理を効率化する(関連記事:テラスカイ、経費申請SaaS「mitoco Work V2.0」、電子帳簿保存法に対応)。
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新版のmitoco Work 経費 V2.2では、従来版では独自に管理していた勘定科目/補助科目マスターを、財務・管理会計の「mitoco 会計」と共有できるようにした。mitoco Work 経費とmitoco 会計を組み合わせて使う場合、共通のマスターを参照する形になる(図1)。
mitoco 会計は、Salesforceで動作する「mitoco ERP」を構成するクラウド型業務アプリケーションの1つ(関連記事:テラスカイ、クラウドERP「mitoco ERP」を発表、Salesforce上に財務会計・人事管理機能を実装)。
mitoco Work 経費の新版で、承認済みの経費申請データについて、経理締め処理画面から直接、mitoco 会計のAP(債務管理)機能に仕訳連携する機能を追加した。いったんファイルとして出力したものを会計システムに取り込む手間が減る(図2)。
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操作性も向上し、例えば、日付をキーボードから直接入力できるようにした。これまではカレンダーのGUIからマウスで選ぶしかなかったが、年月をまたいで日付を変更する場面などで不便だった。
また、締め処理画面で変更した経費明細データは、変更した時点で即時に保存するようにした。Webブラウザを誤って閉じてしまうといった作業ミスによって変更が失われるリスクを防ぐ。