建設業向けクラウドサービスを提供するSORABITO(本社:東京都中央区)は、CRMシステムを「Salesforce Sales Cloud」から「Zoho CRM」に移行し、利用コストを3分の1に削減した。Sales Cloudで実行していた営業プロセスをZoho CRM上に再現している。インドZoho Corporation日本法人のゾーホージャパンが2024年8月23日に発表した。
SORABITO(ソラビト)は、建設現場の資機材調達・稼働管理、安全点検業務支援のクラウドサービスを、建設機械レンタル会社や建設会社に向けて提供している。
これまで同社は、CRM(顧客関係管理)システムとして、セールスフォース・ジャパンの「Salesforce Sales Cloud」を利用していた。しかし、機能が多いことによる運用の負担と高いコストが課題だったという。そこで今回、Sales Cloudからゾーホージャパンの「Zoho CRM」に移行した(画面1、関連記事:SaaS業務アプリ「Zoho」の国内売上が4年で3倍に拡大─ゾーホージャパン)。
画面1:「Zoho CRM」の画面例(出典:ゾーホージャパン)拡大画像表示
移行にあたっては、UIをカスタマイズするクライアントスクリプト機能や関数を活用し、これまでSales Cloudで実行していた顧客管理から商談管理、メール配信までの営業プロセスをZoho CRM上に再現している。約1万レコードの情報を移行し、従来の機能性を損なうことなく、コストを3分の1に削減したという。
移行後は、オンラインフォーム作成ツール「Zoho Forms」との連携で、Webサイトからの問い合わせや展示会アンケートなどの情報を自動で取り込んで営業活動に役立てている。今後は、見積書・請求書の発行・管理も含め、営業プロセス全体にZohoを適用することを検討している。
Salesforce / Sales Cloud / Zoho / CRM / SFA / マーケティング / 営業 / SaaS / インド
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