キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)とセゾンテクノロジーは2024年9月5日、EDIサービス「EDI-Master Cloud」とデータ連携サービス「HULFT Square」を連携させるテンプレートをHULFT Square上で無料で提供すると発表した。授受したEDIデータを基幹システムに連携させやすくなる。これに伴いキヤノンITSは、セゾンテクノロジーとHULFT Squareの販売代理店契約を締結し、同製品の販売を開始した。
キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)とセゾンテクノロジーは、キヤノンITSのEDI(電子データ交換)サービス「EDI-Master Cloud」とセゾンテクノロジーのiPaaS/データ連携サービス「HULFT Square」を連携させるテンプレートを、HULFT Square上で無料で提供する。
同テンプレートにより、送受信するEDIデータをHULFT Squareで加工/変換したり、HULFT Squareからクラウドストレージにデータをバックアップしたりできる。EDIデータの基幹システムでの活用や、基幹システムから取引先へのEDIメッセージの送信がしやすくなるとしている(図1)。
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EDI-Master Cloudは、企業間取引などにおいてEDIのメッセージをやり取りするサーバーをクラウド型で提供する。Amazon Web Services(AWS)を活用し、可用性や拡張性を確保している(関連記事:キヤノンITS、クラウドEDI「EDI-Master Cloud」を提供、AWSマイクロサービス環境で新規開発)。
HULFT Squareは、データ連携ミドルウェアをクラウドサービスとして提供する。iPaaSとしてオンプレミスの業務システムやSaaSなどをつなぎ、これらの間でデータを容易に連携できるようにする(関連記事:セゾン情報、データ連携ミドルウェアをクラウドで提供するiPaaS「HULFT Square」)。
キヤノンITSは、セゾンテクノロジーとHULFT Squareの販売代理店契約を締結し、EDI-Master Cloudと合わせてHULFT Squareを販売していく。