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ピュア・ストレージ、データを移動させずにストレージ階層を変更する機能などを提供

スケールアウト型にはエントリーモデル「FlashBlade//S100」

2024年10月18日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ピュア・ストレージ・ジャパンは2024年10月18日、オールフラッシュストレージの新機能群と新モデルを発表した。いずれも2025年度第4四半期(2024年11月~2025年1月)に提供する。新機能として、データをストレージ間で移動することなくティア(階層)を変更可能なZero-Move Tiering機能などを追加する。新モデル「FlashBlade//S100」はブレードサーバー型ストレージのエントリーモデルである。

写真1:米Pure Storage コア・プラットフォーム事業部門ゼネラル・マネージャーのショーン・ハンセン(Shawn Hansen)氏
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 ピュア・ストレージ・ジャパンは、2025年度第4四半期(2024年11月~2025年1月)に、オールフラッシュストレージの新機能群と、ブレードサーバー型ストレージのエントリーモデル「FlashBlade//S100」を提供する。米Pure Storageのショーン・ハンセン氏が新機能と新モデルを説明した(写真1)。

 2025年度Q4にストレージOS「Purity」に追加する新機能の1つが、複数のストレージで構成するクラスタからユーザーの要件に合ったボリュームを切り出す「Pure Fusion」機能である(関連記事ピュア・ストレージ、転送性能に基づくAIシステム向け月額制メニュー「Evergreen//One for AI」)。

 今回新たに発表したストレージOS「Purity」の新機能が、データをストレージ間で移動することなくティア(階層)を変更可能な「Zero-Move Tiering」機能である(図1)。コンピュート(ソフトウェア処理)とストレージを分離するアーキテクチャにより、コンピュートの増減によってアクセス性能を増減させ、ストレージ階層を変更できるようにする。

図1:データをストレージ間で移動することなくティア(階層)を変更可能な「Zero-Move Tiering」機能の概要(出典:ピュア・ストレージ・ジャパン)
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 SaaS型のストレージ運用監視サービス「Pure1」にも、VMware環境で動作するVM(仮想サーバー)を対象としたアセスメント機能を追加する(図2)。性能を監視し、リソースのサイジングに関する推奨値を提示する。VMに割り当てるリソースをどのタイミングでどのように変えるべきかが分かるとしている。

図2:VM(仮想サーバー)を対象としたアセスメント機能の概要(出典:ピュア・ストレージ・ジャパン)
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 ハードウェアについては、スケールアウト型ファイル/オブジェクトストレージのエントリーモデル「FlashBlade//S100」を追加する(図3)。既存モデル「同//S500」および「同//S200」の下位に位置するモデルで、物理容量126TB~3PBで利用できる。上位モデルへのアップグレードも無停止で可能である。

図3:スケールアウト型ファイル/オブジェクトストレージのエントリーモデル「FlashBlade//S100」の概要(出典:ピュア・ストレージ・ジャパン)
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