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日立ヴァンタラ、AIシステム向けGPUサーバー「Hitachi iQ」のラインアップを拡充

ミッドレンジ/エントリーモデルを追加

2024年10月28日(月)IT Leaders編集部

日立ヴァンタラは2024年10月25日、AIシステム向けGPUサーバー「Hitachi iQ」に、推論処理とLLM学習の両方をカバーするスケールアウト型のミッドレンジモデルと、推論処理に適したコンパクトなエントリーモデルを追加したと発表した。2024年7月に販売開始した大規模学習向けのエンタープライズモデルに続くラインアップ拡充となる。各モデルの価格は個別見積もり。

 日立製作所のストレージ/サーバー事業を承継した日立ヴァンタラの「Hitachi iQ」(図1)は、AIシステムの稼働に適したGPUサーバーシステムである。2024年7月に大規模学習向けのエンタープライズモデルを販売開始している。

図1:AIシステム向けGPUサーバー「Hitachi iQ」のアーキテクチャ(出典:日立ヴァンタラ)
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 今回、推論処理とLLM学習の両方をカバーするスケールアウト型のミッドレンジモデルと、推論処理に適したコンパクトなエントリーモデルをラインアップに追加した(図2)。

図1:「Hitachi iQ」のラインアップ(出典:日立ヴァンタラ)
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 ミッドレンジモデルは、初期投資を抑えつつ事業規模に応じた柔軟なスケールアウトが可能である。NVIDIA製GPUの搭載数を段階的に増やすことができ、可能で、推論のための処理以外に大規模言語モデル(LLM)の学習にも適している。エントリーモデルは、推論処理に必要な最小限の構成をとる。

 新モデルと合わせて、AIコンサルティングサービス「AI Discovery Service for Hitachi iQ」を提供する。日立やGlobalLogicが持つAI領域の知見やコンサルティング能力を基に、顧客企業におけるAI導入価値の特定、ユースケースの定義、データの評価、戦略的ロードマップの作成などを支援する。

 Hitachi iQの各モデルの価格は個別見積もり。日立ヴァンタラはHitachi iQについて、スモールスタートや状況に合わせた迅速な拡張など、As a Service型で利用できることをアピール。製品提供と合わせた運用サポートにより、効率的・安定的な運用を支援するとしている。

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