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TIS、オンライン商談SaaS「SalesMAPs」を提供、複合感情分析で商談内容を可視化

2024年10月31日(木)IT Leaders編集部

TISは2024年10月29日、オンライン商談分析クラウドサービス「SalesMAPs」を提供開始した。営業担当者と取引先のオンライン商談を記録・分析して内容を管理者に伝えることで、商談内容の報告の手間を軽減する。料金(税別)は、通常プランで1アカウント月額6500円。

 TISの「SalesMAPs」(画面1)は、営業担当者と取引先のオンライン商談を記録・分析するクラウドサービスである。商談を記録・分析して内容を管理者に伝えることで、商談内容の報告の手間を軽減する。

 「テレワークやオンラインミーティングが浸透し、企業の営業方法も多様化が進んでいる。当社の調査では、営業管理者の9割が日々の商談結果を収集・管理に多くの時間や労力がかかると回答している。また、収集した情報に営業担当者の主観が入り込んでしまうことで、営業の効率化や生産性向上につながらないという声もある」(TIS)という問題に対処する。

画面1:「SalesMAPs」の商談レポート画面(出典:TIS)

 商談内容の分析に、TISの複合感情分析技術を活用する。会議参加者の「表情」「音声」「発言内容」からAIが感情分析を行い、実際の面談時の感覚に合うように重みづけを調整し、分析結果を出力する。「営業担当者の主観を排除し、取引先担当者の反応のみをベースとした客観的な評価を下せる。より正確に商談内容をフィードバックすることができる」(TIS)という。

 商談のスケジュールを事前に設定しておくことで、会議の記録・分析・連携を自動で実施する。分析が終了した商談結果を、時系列順に整理・一覧化されたレポートとして出力する。複合感情分析技術によってトピックごとの取引先担当者の反応を可視化し、「会議全体」「タイムライン」「参加者ごと」の3つの切り口で会議を要約する。重要な決定事項やアクションが必要なタスク/To Doも自動で分析・出力する。「取引先・案件ごとの商談に対する顧客の反応の推移を俯瞰して把握することで、タイムリーに精度の高い打ち手を検討できる」(同社)としている。

 料金(税別)は、分析が1カ月50時間までの通常プランの場合、1アカウント月額6500円。リリース時点では、期間限定料金の月額5500円で提供している。

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