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タスク管理のAsanaに「Asana AI Studio」、チームメンバーとして作業にあたるAIエージェントを開発可能

2024年10月31日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

米Asana日本法人のAsana Japanは2024年10月30日、プロジェクト/タスク管理クラウドサービス「Asana」に、AIエージェント開発・実装ツール「Asana AI Studio」を追加したと発表した。コーディングなしでAIエージェントを実装し、AIエージェントを組み込んだワークフローを設計できる。既存ユーザー向けのアーリーアクセスを10月22日に提供開始している。

 Asana Japanの「Asana」は、プロジェクト/タスク管理クラウドサービスである。だれが/何を/いつまでに実施するのかをチームのタスクとして設定することができる(関連記事タスク管理の「Asana」、目標管理機能を強化してSalesforceと連動、データセンターは国内に設置)。

 作成したタスクに対し、実行に必要なドキュメントやメールなどのコミュニケーション内容をひも付けて管理でき、チーム全体でタスクを確実に実行できるように支援する。プロジェクトの進捗に合わせてTo Doリスト、予定表、進捗管理表なども自動で作成する。

 今回、Asana環境で利用可能なAIエージェントをノーコードで開発・実装できる「Asana AI Studio」を追加し、既存ユーザー向けのアーリーアクセス版を2024年10月22日に提供開始した。

 言葉で指示を与えるだけで、コーディングなしでAIエージェントを実装し、AIエージェントがチームメンバーとなって作業にあたるワークフローを設計できる(画面1)。

画面1:タスク管理サービス「Asana」でAIエージェントを組み込んだワークフローを実行している様子(出典:Asana Japan)

 Asana Japanによると、Asana AI Studioのベータプログラムにおいて、AIエージェントを組み込んだワークフローの実績が複数生まれたという。以下のような、IT部門がプロジェクトを請け負うシーンでの例を挙げている。

  • 「情報を収集してプロジェクトの優先順位を決める」
  • 「過去の業務実績と計画に基づいてプロジェクト完了に必要な時間とリソースを見積もる」
  • 「プロジェクトの順序を提案して従業員に業務を割り当てる」
  • 「プロジェクト完了後に学びを要約し、振り返りの対象となる部分を提案する」
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Asana / プロジェクト管理 / タスク管理

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