[事例ニュース]
みずほ銀行、外為営業をAIアバターでロールプレイング、為替リスクヘッジ商品の提案シナリオを開発
2024年11月14日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
みずほ銀行(本店:東京都千代田区)は、外為営業において仮説提案型のセールス手法を習得するため、AIアバターで営業のロールプレイングを実施するエクサウィザーズのAIサービス「exaBase ロープレ」を導入した。2024年12月から活用する。エクサウィザーズが2024年11月12日に発表した。
みずほ銀行は、外国為替の営業を担当するプロフェッショナル人材の育成を強化すべく、実際の取引や市場見通しなどの生きた知識を基にした研修に取り組んでいる。
同行によると、市場環境が大きく変化する中で、各営業担当者と1対1の対面でのロールプレイングを実施するには時間的な制約があり、研修を担当する側のリソースの確保の課題も抱えていたという。
そこで、AIアバターを相手に営業のロールプレイングが可能なエクサウィザーズのAIサービス「exaBase ロープレ」を導入した。2024年12月から活用する。設定したシナリオに基づいてロールプレイングを実施し、顧客対応を採点し、営業担当者個人にフィードバックが可能である(図1、関連記事:エクサウィザーズ、営業・接客スキル向上をAIで支援、ロールプレイ学習と面談分析を提供)。
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exaBase ロープレの導入にあたり、外為取引の実例や市場見通しなどを題材に、実際の商談に近い対話シナリオを設定した。まずは、導入初期に利用するものとして、為替リスクヘッジを提案するシナリオを開発。また、みずほ銀行が想定する顧客のAIアバターを開発した。
ロールプレイングの結果は、あらかじめ定めたシナリオの評価基準に基づいて、100点満点で評価する。みずほ銀行は、AIによる個別のフィードバックによって、それぞれの担当者が課題をより自分事にでき、スキル向上へのモチベーションにつながることを期待している。