エヌエヌ生命保険(本社:東京都渋谷区)は2024年12月13日、コンタクトセンターの通話ログをテキスト化/要約するツールを内製開発し、同年8月より運用開始したと発表した。音声テキスト変換とテキスト要約の機能にAzure AI ServicesおよびChatGPTを利用、テキスト化した内容は通話の長さに依らず生成AIで要約し、オペレーターの教育や対応品質のチェックなどに活用している。
エヌエヌ生命は、中小企業をメイン顧客とした法人向け保険を扱う生命保険会社である。コンタクトセンターには顧客企業、代理店、同社営業担当者から、年間で約10万件の問い合わせがある。
法人保険に関する問い合わせにおいては、一定の専門性と法令変更などへの柔軟な対応が求められる。このため、オペレーターは習得した業務知識のアップデートが欠かせない。また、通話後の音声データを確認するモニタリング業務は通話時間と同程度の時間を要するため、業務効率化のニーズが高まっていたという。
これらの課題を解消するため、同社では、2018年からアジャイル開発とウォーターフォール開発が混在するハイブリッド体制でシステム開発の内製化を進めてきた。
その過程で、オペレーターの対応における応対品質の向上とモニタリングなどの業務効率化を目的に、コンタクトセンターの通話ログをテキスト化/要約するツールを内製開発し、同年8月より運用を開始している。
ツールにおける音声テキスト変換とテキスト要約の機能に「Azure AI Services」および「ChatGPT」を利用。テキスト化した内容は通話の長さに依らず生成AIで要約し、オペレーターの教育や対応品質のチェックなどに活用している。
アジャイル開発手法により、着手から10カ月で開発を完了している。同社は運用開始後も、継続的にユーザーからのフィードバックに基づいて機能を強化している。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-


