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国内ビジネスチャット市場は2028年に500億円規模へ、業務システムや生成AIのフロントツールに定着─ITR

2024年12月18日(水)IT Leaders編集部

アイ・ティ・アール(ITR)は2024年12月17日、国内のビジネスチャット市場における規模の推移と予測を発表した。上位ベンダーによる寡占化が進んでおり、2023年度は前年度比16.8%増の266億5000万円だった。2028年度には500億円超を見込む。

 アイ・ティ・アール(ITR)は、国内のビジネスチャット市場における規模の推移と予測を発表した。2023年度は前年度比16.8%増の266億5000万円だった。市場を構成するベンダーのほとんどが前年度から売上げを伸ばし、なかでも上位3社の2ケタ増の伸びが市場の成長に大きく寄与した(図1)。

図1:ビジネスチャット市場規模推移および予測(2022~2028年度予測)(出典:アイ・ティ・アール)
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 2024年度も同様の傾向により前年度比19.7%増と、2023年度を上回る伸びが見込まれ、上位ベンダーによる寡占化がさらに進むという。同市場のCAGR(2023~2028年度)は14.2%で推移し、2028年度には500億円超の市場規模になると予測している。

 ITR プリンシパル・アナリストの舘野真人氏は、「ビジネスチャットは従業員同士の手軽なコミュニケーション手段として定着している。近年は各種業務システムや生成AIサービスのフロントシステムとしての役割も担いつつある。幅広い業務プロセスを効率化するためのツールとして、今後も堅調な成長が期待できる」とコメントしている。

 今回の発表は、市場調査レポート「ITR Market View:コミュニケーション/コラボレーション市場2024」に基づく。同レポートは、コラボレーション・スイート市場、ビジネスチャット市場、Web会議市場、デジタル・アダプション・プラットフォーム市場の全4分野を対象に、国内25ベンダーへの調査による2022~2023年度売上実績および2028年度までの売上予測を掲載している。

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