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アライズイノベーション、AI-OCR新版「AIRead on Cloud 2.3.0」をリリース、文章でデータ化条件を設定
2024年12月26日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
アライズイノベーションは2024年12月24日、AI-OCRクラウドサービス新版「AIRead on Cloud Ver. 2.3.0」を提供開始した。新版では、どの項目をどのような条件でデータ化したいかを日本語の文章で設定できるようにした。日付の場合、「領収書の領収日、旅券の場合は乗車日」といった指示で設定できる。料金(税込み)は100枚/月の最小構成「Sコース」で月額1万3200円。
アライズイノベーションの「AIRead on Cloud」は、AI-OCRクラウドサービスである。手書き文字・活字、定型・非定型などさまざまな書式の帳票を読み取ってデータ化する。フリーピッチの手書き文字、チェックマーク、丸囲み、バーコードなども精度高く読み取るとしている(関連記事:アライズイノベーション、AI-OCR新版「AIRead 3.2」、識字率を高める機能を追加)。
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読み取りたい帳票の定義を、ツールから自由に設定できる。Webブラウザ上で画像・写真やPDFなどの帳票をクラウドにアップロードすると、登録済みの設定情報の中から、最も適した設定を自動選択してデータ化する。例えばレシート、領収書の写真をアップロードすると領収書の設定を適用する(図1)。
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新版では、どの項目をどのような条件でデータ化したいかを、日本語の文章で設定できるようにした。領収書の「税込みの金額」、領収書の「領収日、旅券の場合は乗車日」といった指示に対応し、座標指定やルール設定といった専門的な知識を必要とせずに設定が行える(図2)。
料金(税込み)は、最小構成の「Sコース」(100枚/月)が月額1万3200円、「Mコース」(500枚/月)が月額3万9600円、「Lコース」(1000枚/月)が月額6万6000円。いずれのコースも初期費用が22万円が別途必要。