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NEC、サーバーやGPUなどのリソースをEthernet経由でオンデマンドに分散配置するシステムを提供

ExpEther技術を活用したコンポーザブルインフラで設備/運用コストを削減

2026年1月15日(木)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

NECは2026年1月15日、コンポーザブルインフラシステム「NEC Composable Disaggregated Infrastructure(CDI)ソリューション」を同年1月下旬から提供すると発表した。GPUカードのようなPCI Express接続機器をEthernet経由で利用する技術「ExpEther」を活用し、異なるフロアや建屋などにあるサーバーやGPUをオンデマンドに接続・分離してリソースを柔軟に分散配置できる。データセンターや研究機関における設備投資や運用コストの削減、省電力化に寄与するとしている。価格(税別)は最小構成で2420万円から。販売目標は5年間で120億円。

 NECの「NEC Composable Disaggregated Infrastructure(CDI)ソリューション」は、異なる建屋・フロアなど離れた場所にあるサーバーやGPUをオンデマンドに接続・分離するコンポーザブルインフラシステムである。サーバーやGPUなどのコンピューティングリソースをオンデマンドで分散配置できる。データセンターや研究機関における設備投資や運用コストの削減、省電力化に寄与するとしている。

 コンポーザブルインフラは、サーバーシステムからCPU/GPU、メモリー、ストレージ、ネットワークカード(NIC)などのリソースを分離(Disaggregate)して、ネットワーク経由で共有プールに集約する仕組みを持つITインフラ。ワークロードに応じて必要なときにオンデマンドでリソースを割り当てることを可能にする。

  NECは、コンポーザブルインフラシステムを提供する背景として、昨今、生成AIの普及などに伴ってデータセンターや研究機関ではコンピューティングリソースの需要が急増していることを挙げる。「従来のサーバー構成ではピーク時の負荷に合わせてリソースを固定的に配置する必要があり、過剰な設備投資や電力の浪費が課題となっている」(NEC)。

 NEC CDIソリューションで核となる技術として、GPUカードのようなPCI Express接続機器をEthernet経由で利用する「ExpEther(エクスプレスイーサ)」を活用する(図1関連記事アドバネット、ExpEtherカードをNECと共同開発、PCI ExpressをEthernetで延伸)。

図1:コンピューティングリソースの分散配置を実現する「NEC Composable Disaggregated Infrastructureソリューション」の構成(出典:NEC)
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 提供するシステムは、PCサーバーに装着するExpEtherのホストカード(100GbE)、GPUを最大8基搭載可能な拡張I/Oボックス(外部接続用ExpEtherカードを含む)、GPUの割り当てなどのシステム構成を制御する管理サーバーソフトウェア「NEC Composable Disaggregated Infrastructure Manager(NEC CDI Manager)」で構成する。

 これらを組み合わせることで、ユーザー企業は筐体や設置場所にとらわれず、社内外のデータセンターやサーバールームのリソースを分散配置できる。例えば、電源や冷却能力に余裕のある異なるフロアや建屋間でリソースを共有し、動的にシステムを構成できる。また、GPUの処理能力が必要になった際にサーバーにリソースを割り当てる運用ができ、ピーク時のリソース不足や遊休状態の無駄などを防ぐ。設備更新もデバイス単位で行えるため、導入コストを抑えつつ高い拡張性を維持できるとしている。

 NECは、大阪大学と共同で、離れた建屋にあるサーバーとGPUカードをExpEtherを使ってオンデマンドに接続する実証実験を行い、コンポーザブルインフラシステムの技術・効果を実証している(関連記事大阪大学とNEC、離れた場所にあるサーバーとGPUを接続する技術実証)。

 NEC CDIソリューションの価格(税別)は最小構成で2420万円から。NECは、販売目標として、今後5年間で120億円を掲げている。

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NEC、サーバーやGPUなどのリソースをEthernet経由でオンデマンドに分散配置するシステムを提供NECは2026年1月15日、コンポーザブルインフラシステム「NEC Composable Disaggregated Infrastructure(CDI)ソリューション」を同年1月下旬から提供すると発表した。GPUカードのようなPCI Express接続機器をEthernet経由で利用する技術「ExpEther」を活用し、異なるフロアや建屋などにあるサーバーやGPUをオンデマンドに接続・分離してリソースを柔軟に分散配置できる。データセンターや研究機関における設備投資や運用コストの削減、省電力化に寄与するとしている。価格(税別)は最小構成で2420万円から。販売目標は5年間で120億円。

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