米プレミア・グローバル・サービス(Premiere Global Services:PGi)は音声・Web会議統合サービス「READY CONFERENCE」を提供している。

米プレミア・グローバル・サービス ピーター・スチュワート副社長
「Webを使ったビデオ会議を設備投資なしに実現する」「1つの情報を音声、電子メール、ファクスなどメディアを使い分けて一斉送信する」「基幹システムとファクスを連動させて受発注業務を自動化する」──。
こんなコミュニケーションに関わる一切のシステムをSaaSとして提供しているのが、米プレミア・グローバル・サービス(Premiere Global Services:PGi)である。Web経由で登録した相手の電話(固定・携帯)に対し、個別の音声メッセージを希望の時間に配信するサービスも、ユーザーが増えているものの1つ。コールセンターを使わずに、契約更新時期の案内やマーケティングを行える。
日本ではまだ知名度が低い同社だが、「米国ではフォーチュン500社のうち95%が何らかサービスを採用しており、顧客数は全世界で約5万社」(同社のピーター・スチュワート副社長、写真)という。「ビデオ会議だけならSkypeのような無料のIP電話でもできるかも知れない。しかし当社のサービスなら自動で会議の模様をアーカイブできるし、必要なら出席者確認や会議通訳も用意する。セキュリティの高さも、いうまでもない」(同)。
こうしたサービスのために同社は、「PGiCOS」と呼ぶ専用のSaaS基盤を開発・運用している。今後、「日本市場開拓のために、さらに投資していく」(同)という。