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NEC、ユニファイドコミュニケーションソフト「UNIVERGE Sphericall」を発売

2009年4月28日(火)IT Leaders編集部

NECは、企業向けユニファイドコミュニケーション(UC)・ソフトウェアの「UNIVERGE Sphericall(ユニバージュ スフェリコール)」を、2009年4月27日より発売開始すると発表した。同製品は、音声、インスタント・メッセージ(IM)、ビデオ会議などのリアルタイムコミュニケーションツールを統合するソフトウェアで、ベンダーに依存しないオープンなインタフェース技術を採用しているため、さまざまな業務システムとの連携が可能になっている。価格は、100ライセンス構成で100万円(税別)から。2009年5月8日より出荷開始する。

UNIVERGE Sphericallは、同社のIPテレフォニー技術と、同社が2007年7月に買収したネットワーク関連ソフトウェア開発の米Sphere社(スフィア社)のソフトウェア・コミュニケーション技術が組み合わされた製品で、既に米国・欧州では、国内に先行して2008年より販売を開始、政府自治体、製造業、サービス業など幅広い業種で約200システム以上の導入実績があるという。NECでは、同製品の発売にあわせ、顧客に対するUCソリューションの提案、パートナーに対するアプリケーション開発支援を目的に、社内の体制を強化したとのこと。

発表による同製品の特徴は以下のとおり。

  • 業務システムとの連携:UCソフトウェアとして、テレフォニー、ボイスメール、IM、音声会議、ビデオ会議など、企業に導入済みの各種コミュニケーションシステムを統合できる。NEC製Express5800などの汎用PCサーバー上で稼働し、SIP、MGCP、XML、SOAP、WSDLなどの各技術に対応しているため、コミュニケーション機能を利用する業務アプリケーションを開発・拡張することが可能。また、ERP、CRM、SCMなどのパッケージソフトウェアと連携させることで、企業の現場で利用される各種のモバイル端末、携帯電話などを接続し、コミュニケーション機能を拡張できる。
  • システムの維持・拡張、「エコ」に配慮:同製品はソフトウェアで提供されるため、従来はコミュニケーションシステムごとに必要だった専用ハードウェアを削減できる。システムの運用/保守などの費用や、IT管理者の負担を軽減し、オフィスやデータセンターの省電力化、省スペース化も推進可能。
  • 既存の企業コミュニケーションシステムの活用:既存のシステムを活かしたまま企業内のコミュニケーション手段を統合し、設計変更、機器の設定変更、移転工事などの費用を抑えたUCシステムの構築が可能。
  • 企業のコミュニケーションサービス基盤として機能:携帯電話やオープン化が進むスマートフォンなどの端末を標準技術のSIPを用いて接続し、企業の「現場」に最適なコミュニケーションサービス基盤を構築することが可能。

また、同社では製品の発売に合わせ、パートナーの支援強化と、事業拡大に向けた社内体制の強化を以下のように行った。

  • 従来から展開してきたUNIVERGEパートナープログラムを拡張し、「UNIVERGE Sphericall」を利用したアプリケーションやサービスを提供するパートナー向けのプログラムを、新たに提供。
  • 組織を一新し、企業ネットワークソリューション事業本部内に「第二企業ネットワークソリューション事業部 UCシステム部」と「UNIVERGEサポートセンター」を設置。また、業種別ソリューション/サービスを提供する組織と、横断的に提案・サポートを行う体制を整備した。

同社は、今後も同製品を継続強化し、SaaSやクラウドコンピューティングなどを利用したサービス型のUCにも発展させて、顧客のニーズに対応していくとしている。

「UNIVERGE Sphericall」
http://www.nec.co.jp/univerge/service/sphericall/index.html

NEC
http://www.nec.co.jp/

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