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富士通、製販一体で生産予定量を最適化する「GLOVIA/SCP FA PSI Collaborator」

2010年8月31日(火)栗原 雅(IT Leaders編集部)

富士通は2010年8月31日、サプライチェーンマネジメント(SCM)を支援する生産計画ソフトを発表した。日々の受注状況に応じて生産予定量を自動計算し、最適な生産日程や部材の所要数、需給状況などをシミュレーションする。その結果を生産と販売、調達の各部門が共有することで、全社的な余剰在庫の削減や製販一体となった意思決定の迅速化が図れるという。

発表したのは「GLOVIA/SCP FA PSI Collaborator」。PSI(Production, Sales, Inventory:生産・販売計画・在庫)の状況や部材の所要数をシミュレーションする「生産/販売/在庫シミュレーター」や「半製品/原材料 所要シミュレーター」、生産予定量を調整する「生産枠調整エンジン」など、生産計画の最適化を図るための機能をひと通り備える。

販売計画に基づいて自動計算した生産予定量に対し、リアルタイムの受注状況を反映させながら生産順序や部材の調達量を調整する。受注確度が高いオーダーを前倒しで計画に組み入れた場合に生産予定量に与える影響を把握することも可能だ。生産部門はこれらの情報を参考にしながらライン編成や生産順序を調整、調達部門は必要部材を過不足なく手配できる。

稼働OSはWindows Server 2008や同2003など。データベース管理ソフトにORACLE 11gか同10gを用いる。価格は1200万円(税別)。10クライアント分のライセンスが含まれる。富士通は2012年度末までに10億円の売り上げを目指す。 (栗原)

GLOVIA/SCP FA PSI Collaboratorの画面例
図 GLOVIA/SCP FA PSI Collaboratorの画面例
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富士通、製販一体で生産予定量を最適化する「GLOVIA/SCP FA PSI Collaborator」富士通は2010年8月31日、サプライチェーンマネジメント(SCM)を支援する生産計画ソフトを発表した。日々の受注状況に応じて生産予定量を自動計算し、最適な生産日程や部材の所要数、需給状況などをシミュレーションする。その結果を生産と販売、調達の各部門が共有することで、全社的な余剰在庫の削減や製販一体となった意思決定の迅速化が図れるという。

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