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NEC、流通業者の顧客戦略を支援するクラウドサービス「NeoSarf/CRM」を発売

2011年2月26日(土)IT Leaders編集部

日本電気(NEC)は流通業者向けに、顧客を維持・拡大するためのマーケティングツールとして、会員向けのポイントサービス機能や、会員管理・顧客情報分析・プロモーション管理などの機能をクラウドサービスで提供する「NeoSarf/CRM」(ネオサーフ/シーアールエム)を2011年2月25日より販売開始した。

同社は2009年10月に、百貨店や大手通販事業者向けECシステムをクラウドサービスで提供する「NeoSarf/EC」を発表したが、今回の「NeoSarf/CRM」は、流通業の企業成長を支えるクラウドサービス「NeoSarf」の第二弾のメニューとなる。NeoSarf/CRMのサービスの提供開始は9月からの予定で、ドラッグストアチェーン業界大手のスギホールディングスがすでに同サービスの導入を決定したとのこと。

NeoSarf/CRMでは、以下の機能をクラウドサービスで提供する。

  1. 会員情報の登録や変更、会員に対してポイントの付与・利用を提供する「会員管理・ポイントサービス機能」
  2. 顧客の購買傾向や購買層などを分析する「顧客情報分析機能」
  3. クーポン付きレシートなどのキャンペーンを管理する「会員プロモーション管理機能」

サービスの利用料金は、1社20店舗で顧客管理・ポイントサービスを利用する場合で、月額150万円(税別)から。初期導入費用は含まれない。サービスの特徴は以下のとおり。

  1. 顧客との関係を維持・深耕させる機能
    • 会員管理・ポイントサービス機能:会員情報管理機能により、購買金額に応じた会員ランクの設定や、会員ランクごとの管理ができる。また、会員別ポイントや誕生日ポイントなど、各種のポイントサービスを提供可能。ポイントサービスでは、リアルタイムの処理が可能で、ポイント発行に加え即時のポイント利用も可能とするなど、利便性の高いサービスの提供を支援する。
    • 顧客情報分析機能:購買頻度・購買金額や会員属性を活用した商品購買分析など、購買データをベースとした各種の顧客情報分析サービスを利用可能。
    • 会員プロモーション管理機能:POSでのレシートクーポンの発行や、メルマガなどによるキャンペーン情報の発信など、各種チャネル(店舗、Web、携帯など)による販促サービスとの連携が可能。店舗での購買頻度が高い顧客に対し、Webショップへの誘導を図るなどの販促が可能になる。
  2. 標準インターフェイスによる既存のシステムとの連携
    • 既存システムとデータ連携を行うインターフェイスを、標準的なHTTPS通信プロトコルで提供。それにより、既存のPOSシステム、売上管理機能や、Webサイト(会員向けサイト、ECなど)、キオスク端末など各種のシステムとの連携も容易に利用できる。
  3.  NECのセキュリティクラウドサービス基盤を活用
    • NeoSarf/CRMは、NECのクラウドサービス基盤「RIACUBE-V」(リアキューブ ブイ)上から提供する。同基盤の活用により、サービスを高セキュリティ下で、安全・快適に提供することが可能。また、店舗の拡大・会員数の増大など企業の成長に合わせ、柔軟で迅速なシステム拡張や大規模運用が可能。

なお、同社はNeoSarf/CRMを、3月8日(火)~11日(金)に東京ビッグサイトで開催予定の「リテールテック Japan 2011」に出展する。


「リテールテック Japan 2011」
http://www.retailtech.jp

NEC
http://www.nec.co.jp/

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