[海外動向]
【IBM Impact2011】オンプレミスとクラウドを連携、その本命にSOAとBPMを位置づける
2011年5月30日(月)田口 潤(IT Leaders編集部)
クラウドコンピューティングを企業ITにどう取り込むのか? この難題に対し、米IBMやRedHatが解を示そうとしている。IBMの提案はBPMとSOAを軸にしたシステム連携、Red Hatはプライベートクラウド構築に向けた“OS”の提案だ。
米国カンファレンス報告 レポート1
2011年4月10日〜15日 米ラスベガス/米IBM
本格的なクラウド時代に突入する中、これからの企業情報システムのグランドデザインはどうあるべきか? 米IBMは、今回のカンファレンスで、この問に1つの解を示した。
メインフレーム、IAサーバー上の業務システムやWebシステム、あるいはクラウド上のサービス。開発年代やアーキテクチャが異なるこれらのシステム同士を連携させつつ、事業環境の変化に俊敏に対応でき、かつ事業価値をもたらすシステムをつくる─これからの情報システムが向かうべき理想形の1つだ。しかし実現は容易ではない。セキュリティや運用管理などの高度化を含めて考えれば、ほとんど実現不可能に思える。
この難題に対して、1つの解を提示したのが米IBMだ。4月10日〜15日に米国ラスベガスで開催した年次カンファレンス「Impact2011」で、課題解決に向けた新製品やサービス群を発表した。簡単に言えばSOA(サービス指向アーキテクチャ)を軸に、BPM(ビジネスプロセス管理)やクラウド連携技術を組み合わせ、業務プロセスとデータの両面で複数のシステムを連携させるアプローチである。何やら既視感はあるが、SOAやBPMなどの可能性を追求し、製品の機能強化や製品ポートフォリオの拡大を継続し続けているのは、米IBMならではと言っていい。以下、基調講演と製品発表を中心に見ていこう。
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