スマートフォンアプリケーション開発のCoreは2011年6月から、現在地付近の飲食店を検索するためのiPhone/iPad向けアプリケーション「EatSpot」を無料提供している。「ぐるなび」や「ホットペッパー」といった複数の飲食店情報サイトが掲載する情報を、1つの地図上に集約して表示できるのが特徴だ。Android版の提供は未定。
GPS機能を使って割り出した現在地の近くにある飲食店を、地図上にアイコンとして表示する。アイコンをタップすると、メニューや開店時間といった飲食店情報を掲載した画面に移動する。画面にある電話ボタンからワンタッチで店舗に電話したり、クーポンボタンをタップして割り引きクーポンを表示することも可能だ。「中華」や「フレンチ」といったカテゴリー別やフリーワードで店舗を検索する機能も備える。
ぐるなびやホットペッパー、グーグルが提供する飲食店情報を、API経由で収集。2011年6月末までに、サントリーの「サントリーグルメガイド」の情報も収集対象に加える。各サイトに共通して登録されている同一の飲食店の情報は、1つにまとめて地図上や検索画面に表示する。
アップルのアプリケーションマーケット「App Store」から無料でダウンロード可能。既に提供開始から2週間足らずで1万ダウンロードを達成したといい、2012年4月までに20万ダウンロードを目指す。
20万ダウンロード達成後は飲食店に対して、アプリ上に新メニュー情報やクーポン情報などを掲載するための有料サービスを提供する予定だ。今後は飲食店だけではなく、他の情報を対象としたアプリの提供も予定する。
現在は日本語版のみだが、2011年夏にはベトナム語版を提供する。「将来的にはベトナムに現地法人を開設。それを足がかりとしてアジア圏を中心に海外展開を本格化させる」(大塚 裕章代表取締役社長)。