[中国電脳事情]

【中国電脳事情】米ナスダックが中関村に事務所を設置へ など(第20回)

2011年8月24日(水)足立 治男

中国の主要メディアの報道から、中国国内のIT・テクノロジー関連の最新動向をご紹介する、中国電脳事情。1カ月間に報道された中国国内の主要なニュースを取り上げる。

米ナスダックが中関村に事務所を設置へ

─ 北京晨報(5/19)

中国のシリコンバレーと呼ばれる北京市中関村。科学技術パーク海淀区エリア管理委員会の王際祥氏(常務副主任で海淀区科学技術委員会主任)は、米ナスダックの海淀区事務所設置についてすでに合意しており、少なくとも1年以内には開設できる見込みであると発表した。

今年3月、北京市海淀区人民政府は米ナスダック証券取引所と5つのテーマで戦略提携協議を締結しており、今回の事務所開設もその一環となる。同事務所は主に、中関村エリアのハイテク企業へ問い合わせや研修サービスの窓口として機能し、米国企業式の資本運営モデルの周知を図る。

海淀区は北京市で最もハイテク企業や上場企業が密集しているエリアで、国内外に上場している企業は189社、その内の約10%が米ナスダックに上場している。同区は2012年までに国内外上場企業200社を目指しており、同区の企業が海外で上場した場合、50万元の補助金が支給される。

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