サイボウズは2011年12月5日、独自のクラウド基盤から提供するグループウェアサービス「Garoon on cybozu.com」を発表した。大企業や中堅企業を対象とし、同日から販売を開始する。価格は、1ユーザーあたり月額800円(税抜き、301~1000人の場合)から。
サイボウズが2011年11月7日から本格展開を始めたクラウド基盤「cybozu.com」上から提供するグループウェアSaaSという位置付けである。機能については、これまでオンプレミス版として販売してきた大規模組織向けグループウエア「ガルーン」をベースにしており、アイコンや操作画面のデザインを改善したのに加え、組織横断的な協働作業を支援する「スペース」機能を搭載したのが特徴だ。
「スペース」は、任意のメンバーで構成するチームにおいて、ディスカッション内容やToDoリスト/関連ファイルなどを共有する“場”として機能する。自分が属するプロジェクトなどテーマごとに関連情報が1つに集約されるため、効率よく、かつ着実に作業を進められる。スマートフォンやタブレット端末からも、その画面に適したスタイルでコンテンツにアクセスすることが可能だ。また、スペースには、cybozu.comのPaaSである「kintone」で作成したアプリケーションを取り込むこともできる。
サードパーティが提供する最初のオプション機能として、ブイキューブが提供するWeb会議サービス「V-CUBE ミーティング on cybozu.com」を用意した(月額5万円から)。このオプションを契約したユーザーは、Garoonから「施設予約」の一環として手軽にWeb会議サービスを使えるようになる。
これまでオンプレミス版のガルーン/サイボウズOfficeを利用してきたユーザーに対しては、データをクラウド上に移行するサービスを別途提供する。なお、今後も当面はオンプレミス版とクラウド版の双方を開発・提供する予定。ただし、新機能の提供はクラウドが先行することになるという。
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-

