[中国電脳事情]

【中国電脳事情】米MS、中国初のクラウドセンターを広東省に設置か?など(第24回)

2012年1月25日(水)足立 治男

中国の主要メディアの報道から、中国国内のIT・テクノロジー関連の最新動向をご紹介する、中国電脳事情。1カ月間に報道された中国国内の主要なニュースを取り上げる。

米MS、中国初のクラウドセンターを広東省に設置か?

─ 新快報(10/20)

「マイクロソフトは中国にクラウドセンターを建設するが、広東省はその候補地の1つだ」。同社のコーポレートバイスプレジデントで、現地法人のCEOを務める梁念堅博士は、広州交易会のイベント席上でこう述べた。立地選択は地元政府の協力度や、ブロードバンド環境、開発人材やクラウドユーザーの数などを考慮するが、その意味でも広東省は有力候補地としている。

現在、同社のパブリッククラウドは中国ではまだ運用されていない。この点については「中国当局の管理条例が主因であり、技術上の問題ではない」とした上で、「状況はどの国でも同じであり、法律がクラウドの発展に追いついていない」と指摘した。

プライベートクラウドに関しては、大企業や各地のプロバイダー、銀行などで徐々に顧客を増やしているという。「近い将来、マイクロソフトは中国で強大なチームによる大型パブリッククラウドのプロジェクトを展開し、中小企業の情報化促進や、IT導入のコスト削減に大きく貢献するだろう。これからのITは水道や電気と同じで、使った分だけ支払えばよくなる」(同氏)。

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