NECは2012年3月2日、小売業向けのクラウドサービスを発表した。名称は「NeoSarf/Retail」。商品の仕入れや収益シミュレーション、商談管理、マスター管理などスーパーマーケットやホームセンターの基幹業務に求められる一連の機能を提供する。個別にシステム構築する場合に比べ、導入と運用に要するコストを5年間で最大30%程度削減できるという。
NECは、小売業向けのクラウドサービス「NeoSarf/Retail」を発表した。商品の仕入れや収益シミュレーション、商談管理、マスター管理などスーパーマーケットやホームセンターの基幹業務に求められる一連の機能を提供する。個別にシステム構築する場合に比べ、導入と運用に要するコストを5年間で最大30%程度削減できるという。
商品構成の変更によって生じる業績への影響をシミュレーションしたり、計画と実績の乖離をリアルタイムで診断する機能を備える。事前設定したKPI(重要業績評価指標)の達成状況に応じてアラートを発し、追加発注や返品を示唆することもできる。
グローバルに店舗展開する小売業の利用を見込んで複数の通貨と言語に対応すると共に、全米小売業協会傘下の標準化組織「ARTS」が策定した流通業・小売業の国際的なIT標準に準拠したデータモデルを採用した。
料金は20店舗規模の食品スーパーのケースで月額200万円(税別)から。NECは今後3年間で30社への販売を目指す。 (栗原)