中国の主要メディアの報道から、中国国内のIT・テクノロジー関連の最新動向をご紹介する、中国電脳事情。1カ月間に報道された中国国内の主要なニュースを取り上げる。
今や世界最大のスマホ生産国に
中国版LINE「微信」も急成長
― 解放日報(1/17)
2012年に中国で出荷されたスマートフォンは2億2400万台に達し、世界最大の生産国になった─。これは北京市で開催された「中国インターネット産業年会」で発表された統計値である。
モバイルインターネットはその中国においてもIT産業の構造やユーザーの行動に変化をもたらしている。中国インターネット情報センターによると、2012年末時点でモバイルユーザー数は4億2000万人。ネットユーザー全体に占める比率は74.5%に及んでいる。ユーザー数や端末普及率、使いこなすスキルの向上などを含め、2012年は市場全体が猛烈な成長を示した。
中でも注目されるのが、中国版LINEとも言える「微信(ウェイシン)」というアプリ。そのユーザー数は短期間のうちに2億人を突破し、伝統的な電話やSMSにとって強烈なライバルになりつつある。2015年、中国のモバイルインターネット規模は4296億元に、アクティブユーザー数は8億人に達するだろうとの予測を示した。
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