ヤマハフットボールクラブは、運営するプロサッカーチーム「ジュビロ磐田」のファンクラブを活性化し、スタジアム来場者を増やすため、O2O(Online to Offline)マーケティングシステムを導入する。新システムは、2014年3月1日に稼働させる予定。
インターネットやスマートフォン、タブレット端末などの普及により、消費者の生活形態が多様化した。これに伴い、サッカーファンの行動にも変化が生じた。スタジアムにわざわざ来場するより、手元のインターネット端末で手軽に観戦することを選択するファンが増えている。チケットやグッズの販売を主な収益源とするサッカーチームにとって、こうしたスタジアム離れは深刻な問題である。人気チームであるジュビロ磐田も例外ではなかった。
そこでヤマハフットボールクラブは、インターネットでファンクラブ会員に働きかけ、リアル世界での行動を促すO2Oマーケティングシステムの導入を決めた。
新システムは、基幹システムや物販サイトなどと連携。会員の属性のほか、チケットやグッズの購入、観戦といった行動履歴を一括で管理・分析するための仕組みである。分析結果に基づき、サポーターごとの嗜好に合わせた情報を「マイページ」で提供するといったプロモーションを展開できるようになる。
日立ソリューションズが提供するクラウドサービス「ファンビジネス向けトータルCRMソリューション」を利用する。すでにヤクルト球団が同サービスを導入し、成果を上げているという。
ユーザー名 | ヤマハフットボールクラブ |
業種 | プロサッカーチームの運営 |
導入システム | O2Oマーケティングシステム |
導入目的 | スタジアム来場者の増加 |
導入時期 | 2014年3月 |
主な利用製品 | 「ファンビジネス向けトータルCRMソリューション」(日立ソリューションズ) |