[中国電脳事情]

【中国電脳事情セレクション】携帯電話の“パケ死”で一夜にして持ち家を失う?、ほか

2014年3月10日(月)足立 治男

中国の主要メディアの報道から、中国国内のIT・テクノロジー関連の最新動向をご紹介する、中国電脳事情。1カ月間に報道された中国国内の主要なニュースを取り上げる。

中国のネットユーザー、携帯電話の“パケ死”で一夜にして持ち家を失う?

─人民日報(2014年2月14日)

 「携帯電話の4G接続をオフにするのを忘れて寝て、朝起きたら膨大な通信費になっていて、自分の持ち家を通信会社に差し押さえられた」――最近、インターネット上でこんな書き込みが何者かによってなされ大いに議論が盛り上がった。

 騒動を受けて、チャイナモバイルのシステム部門の副部長である寧宇氏はウェイボー(中国のTwitterのようなサービス)上で、「4Gの流量は通信キャリア側でコントロールされている」とコメント。同社は防衛策として、「通信費500元の上限設定」「通信量15Gの制限設定」「流量超過のSNSによる通知」「料金プランの拡充」(訳者注:中国には日本のような「パケット定額制」が存在しない)「流量の追加購入サービス」などを講じていると話した。

 同じくチャイナモバイルで市場経営部副部長を務める陸文呂氏は、「4G料金プランの流量は過去の3Gプランに比べて20%増量されており、プラン枠内の通信料は1分あたり0.03元(約0.5円)、プラン枠外の通信料は過去の1分あたり1元(約17円)から1分あたり0.29元(約4.9円)と70%も減額されている」とコメントし、「今後も4Gユーザーの増加により通信料はさらに安くなる」と展望を語った。

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