中国・四国地方における産業の中核都市として知られる広島県は、最近では「おしい!広島県」キャンペーンでも注目を集めている。さらに、「ひろしま未来チャレンジビジョン~県民の力とイノベーションで未来をつくる~」の構想の下、人づくり、新たな経済成長、安心な暮らしづくり、豊かな地域づくりを4つの柱とする施策を推進中だ。新たな広島県のチャレンジをCIOとしてIT戦略面から支えている桑原義幸氏に話を伺った。(聞き手は、川上潤司=IT Leaders 編集長)。 写真◎赤司 聡
“官”と“民”の二足のわらじを履き続けてきた
もともと“官”ではなく“民”、それもIT関係の会社におられたとか。
そうなんです。1981年に留学先のカナダから帰国し、最初に就職したのが富士通でした。その後、DECに転職して10年以上SEやマーケティングの一員としてシステム開発、営業支援業務に携わりました。さらに、EDSでキャッシュマネジメントを中心とする金融システムのグローバルプロジェクトマネージャーを務め、KPMGやアーサーアンダーセンではパートナーとして業務改革やERP導入プロジェクトなどを手掛けてきました。
それがどんな経緯から、官公庁や自治体との関わるようになったのでしょう?
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