神奈川工科大学(本部:神奈川県厚木市)は、学内の情報教育システムを再構築する。講義で使用するOSやアプリケーションを、プライベートクラウド上に統合。デスクトップ仮想化技術を用いて、学生が所有するPCから利用できるようにする。導入を担当する富士通エフサスが、2014年12月10日に発表した。
神奈川工科大学(本部:神奈川県厚木市)は、学内の情報教育システムを再構築する。講義で使用するOSやアプリケーションを、プライベートクラウド上に統合。デスクトップ仮想化技術を用いて、学生が所有するPCから利用できるようにする。使い慣れたPCを使って学習できる環境を整えることにより、学生の利便性を高めることが目的。遠隔授業の開始も視野に入れている。
運用管理の負荷軽減も狙う。端末ごとにアプリケーションをインストールしたりアップデートを実施したりする手間を大幅に省ける見込みという。
新システムにおいては、学生が所有するPCや行内に据え置きのPCにクライアントソフトをインストールし、シンクライアント端末として使用する。学生は、端末上でブラウザを立ち上げてサーバー上の仮想デスクトップにアクセスする。
シンクライアント端末とは別に、高性能のグラフィックボードを搭載した高機能PCを学内に継続配備する。映像やCGといった講義に利用するためである。これら高機能PCからも、必要に応じて仮想デスクトップにアクセス可能にする。
富士通エフサスが構築を担当する。デスクトップ仮想化ソフトとクライアントソフトは、シトリックス製品を採用。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | 神奈川工科大学 |
業種 | 研究・教育機関 |
導入システム | 仮想デスクトップ |
導入目的 | 学生の利便性向上、運用負荷の軽減 |
主な利用製品 | 「Citrix XenDesktop」、「Citrix Receiver」 |