工作機械製造のソディックは、国や地域ごとに構築・運用していた会計や生産管理、在庫管理などの基幹システムをSAP製のERPパッケージを用いて統合。これに合わせて、基幹システムとのデータ連携が発生するサブシステムを刷新した。製品を導入したインフォテリアが、2015年1月20日に発表した。
ソディックが刷新したのは、保守サービス受付・部品手配システム、伝票管理・製造管理システム、EDIを含む取引先との受発注管理システムの3つ。商流別の価格設定をはじめとする日本固有の商習慣が壁となり、SAP標準ではこれらの機能をカバーしきれなかった。しかし、ERPに機能拡張を施すにはコストと時間がかかる。検討の結果、自社開発を選択した。
保守サービス受付・部品手配システムと伝票管理・製造管理システムは、キヤノンソフトウェア製のWebアプリケーション自動生成ツールを用いて開発した。伝票管理・製造管理の開発にはPHPを採用した。開発・移行にかかった期間は3カ月。
これらのサブシステムと基幹システムと連携させるため、インフォテリア製のEAIツールを導入した。システム間を直接つなぎこまず疎結合にすることにより、業務フローの変更や修正が発生しても、基幹システムを改修する必要がなくなるという。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | ソディック |
事業内容 | 工作機械製造 |
導入システム | 保守サービス受付・部品手配システム、伝票管理・製造管理システム、受発注管理システム |
導入目的 | ERPパッケージとの連携 |
主な利用製品 | 「Web Performer」(キヤノンソフトウェアのシステム自動生成ツール)、「ASTERIA WARP」(インフォテリアのEAIツール) |
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