株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(NTTネオメイト)が、「ワークスタイル変革」を旗印にソリューションの拡充に力を注いでいる。同社の優位性は、NTT西日本グループのIT部門として活動する中で、3万5000台という“超大型”案件の仮想デスクトップ導入を完遂させ、数々のノウハウを蓄積していることにある。その強みは、スマートデバイス関連にも水平展開されている。
ふとした疑問の答えを探す、一瞬の閃きを記録に残す、最新ニュースをチェックする。買い物や読書、映画鑑賞も可能だし、気心知れた仲間への連絡もすぐできる──。スマートフォンは今や、人々のライフスタイルの中にすっかりと定着した。何かしたい時、指先1つでたちどころに目的を達することができる“サクサク感”こそ真骨頂。多くの人が無意識のうちにITの恩恵に預かっている。
このように、プライベートでは便利で洗練された体験をどんどん積み重ねている一方で、なかなか変わらないのが企業情報システムの領域だ。1人1台のPCがネットワークにつながって久しいが、日報や経費精算、取引先情報の確認、営業資料の入手などのために、いちいちオフィスに立ち寄って、無骨なキーボードを打たなければならないというシーンは少なくない。
しかし、いつまでも旧態依然としたワークスタイルは通用しない。市場競争が激しくなる中、どの企業にとってもビジネスのスピードをいかに上げられるかが大きな課題。従業員1人ひとりが、いつどこにいても業務をこなすことができるのはもちろん、必要な情報にアクセスして的確な意思決定を下せるような環境を整えなければ、企業の機動力は高まらない。
こうした問題意識の下、スマートフォンやタブレットを企業システムの端末に組み入れつつ、ワークスタイルを変革しようとの取り組みが徐々に広がりを見せている。ただし、まだ一部の先駆的企業が中心で、多くが二の足を踏んでいる。セキュリティーをどう担保するか、多種多様で進化の著しいデバイスを管理しきれるのか、日々の運用の負荷が高まるのではないか…。眼前の“漫然とした不安”を払拭しきれずにいるのだ。
企業の悩みを解決すべく、ワークスタイル変革の支援を柱の1つに事業展開しているのが株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト(以下、NTTネオメイト)だ。同社の「AQStage(アクステージ)」ブランドに、モビリティーを促進するための製品ポートフォリオを整備。具体的には、「AQStage 仮想デスクトップ」「同 スマートデバイス管理 by AirWatch」「同 仮想スマートデバイス by remotium」「同 セキュアルック」などがある(詳細は後日公開する別稿を参照)。単に製品/サービスを提供するにとどまらず、導入計画の策定や目的に応じた設計、あるいは導入後の運用方法なども含めて、“丸ごとすべて”を支援する体制を整えている。