インテックとアシストは2016年8月5日、協業を発表した。インテックが販売するWebアプリケーション統合基盤「OutSystems Platform」と、アシストが取り扱うBRMS(Business Rule Management System)「Progress Corticon」を組み合わせて高速開発を支援する。
インテックとアシストは、それぞれが取り扱う製品を組み合わせ、システムの開発フェーズにおける生産性向上と、保守の容易性による運用フェーズでの負荷軽減とコスト削減を支援する「超高速開発ソリューション」を提供する。具体的には、ビジネスルールを「Progress Corticon」で管理し、アプリケーションは「OutSystems Platform」で開発、運用する。
Progress Corticonは、米Progress Softwareが開発するBRMS(Business Rule Management System)で、コーディング不要でビジネスルールを表現できる。BRMSとは、業務上の規則や条件、判断基準、経験的な対処パターンをビジネスルールとして定義・登録し、その組み合わせから複雑な業務判断を自動的に行うビジネスルール管理システム。要件の追加・変更を迅速にシステムに展開できるほか、ルールの数やデータ処理の複雑さが増した場合でも、独自アルゴリズムによって優れた性能を確保できる。
OutSystems Platformは、ポルトガルOutSystemsが開発するWebアプリケーション統合基盤で、PC、タブレット、スマートフォンなどの様々なデバイスに対応したWebアプリケーションを、コーディング不要で構築できる。処理アイコンや矢印などを使ってビジュアルベースで処理フローを設計すると、必要なプログラムコードを自動生成する。性能管理、バージョン管理や複数環境への配備の自動化など、保守および運用フェーズでのコスト削減も支援する。
インテックとアシストは今後、共同セミナーの開催など、マーケティング活動でも協力していくとしている。
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