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住友生命、保険商品ポイントプログラムの運営システムをSaaSで構築

2019年1月31日(木)IT Leaders編集部

住友生命保険は、同社が独自に発行・管理するポイント「Vitalityコイン」を運用し、健康増進型保険「Vitality」のリワード(特典)であるVitalityコインと電子マネーギフトの交換を2019年1月から開始した。仕組みとして、富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)の「FUJITSU リテイルソリューション ValueFrontポイントサービス」を利用している。富士通FIPが2019年1月30日に発表した。

 住友生命の「Vitality」は、加入後の毎年の健康診断や日々の運動など、継続的な健康増進活動を評価し、保険料が変動することにより、病気などのリスクそのものを減少させることを目的とした保険商品だ。Vitalityコインは、住友生命「Vitality」加入者向けの特典の1つで、所定の電子マネーギフトに交換可能な、住友生命が独自に発行・管理するポイントである(図1)。

図1:「ValueFrontポイントサービス」のイメージ(出典:富士通エフ・アイ・ピー)図1:「ValueFrontポイントサービス」のイメージ(出典:富士通エフ・アイ・ピー)
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 住友生命「Vitality」の発売以降、Vitalityコインは積み立てのみ可能だったたが、2019年1月から電子マネーギフトへの交換を開始した。 富士通エフ・アイ・ピーは、Vitalityコインの管理および電子マネーギフトへの交換の仕組みとして、「ValueFrontポイントサービス」を提供した。

 採用のポイントは、住友生命が提供する保険商品に必要とされるセキュリティやシステムの信頼性を高いレベルで提供することが可能なこと、豊富なポイントシステムの提供実績により、導入コンサルティングからポイント管理システムやデータエントリー、運用サービスまで関連業務にノウハウを持っていて、そのノウハウを活用することで、顧客に安心なサービスの提供が可能なことだという。

 ValueFrontポイントサービスは、ポイントサービスを実施するうえでのさまざまな機能をSaaS型で提供する。各種インタフェースにより、基幹システムやインターネットバンキングサイトなど、ユーザーの環境に合わせたシステム導入が可能だ。また、ユーザーのサービスに合わせた柔軟なカスタマイズにも対応する。

 富士通エフ・アイ・ピーは、ISO/IEC27001をはじめ、各種国際認証を満たしているほか、災害対策、最新セキュリティ対策などを備えた富士通グループのデータセンターで運用されていることもアピールする。同データセンターではステム完全2重化やリモートバックアップなども行い、ユーザーの事業継続を支援する。

 同社によると、ポイントカードを発行するスーパーマーケットやアパレル会社をはじめ、自治体での地域ポイントや健康保険組合での健康ポイントを管理するサービスなど、幅広い用途のポイントシステムとして約40社に活用されているという。

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