米/ポルトガルOutSystemsの日本法人、OutSystemsジャパンは、ローコード開発ツール「OutSystems Platform」を強化し、Webアプリケーション上でExcelのようなグリッドを表現できるコンポーネント「Data Grid」をリリースした。Data Gridの実現手段として、グレープシティのJavaScript UIライブラリ「Wijmo(ウィジモ)」を採用した。グレープシティが2020年2月19日に発表した。
「OutSystems Platform」は、ポルトガルOutSystemsが開発・提供するWebアプリケーションをノンコーディングでビジュアル開発可能なローコード(Low Code)開発ツールである。ソースコードを一切書くことなく、GUIの操作だけで、.NET環境(C#)のWebアプリケーションを構築できる。開発ツールはWindowsまたはMac上で動作する(関連記事:ローコード開発ツールのOutSystems、基幹システムのカスタム開発が増加)。
拡大画像表示
開発した設計情報は、リポジトリーサーバー上で管理する。バージョン管理やソフトウェアの依存関係管理など、開発工程に必要な機能群を提供する。設計上の不具合は、組み込み型の品質エンジンが自動的に見付ける。稼働後のアプリケーションの性能を監視する機能も備える。
今回、OutSystems Platformで利用できるソフトウェア開発コンポーネント(部品)の1つとして、Excelのようなグリッドを表現できるコンポーネント「Data Grid」を用意した。データベースから取得したデータを表形式で表示したり、表形式のインタフェースでデータを編集したりできる。
Data Gridのコンポーネントには、グレープシティのJavaScript UIライブラリ「Wijmo」を利用している。業務アプリケーション画面をHTML5で実現するためのJavaScriptライブラリ集であり、データグリッドやチャートなど業務画面に必要な各種の部品を収録している。Excelと同等の操作性と機能を備えた表計算ソフトの部品も用意している(関連記事:グレープシティ、業務画面を開発するJavaScriptライブラリ新版「Wijmo 2018J v1」をリリース)。
OutSystems / グレープシティ / ローコード / Excel / ポルトガル / JavaScript / HTML5 / UI/UX