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[新製品・サービス]

Sansanの個人向け名刺管理サービス「Eight」、“複業”パラレルワーカー対応の新機能

2020年11月13日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

Sansanは2020年11月13日、個人向けオンライン名刺管理サービス「Eight」に新機能を追加した。1つのプロフィールに、現在の名刺として複数の名刺を登録できるようにした。複数の肩書きを持つ“複業”パラレルワーカーや、所属企業内で複数の名刺を使い分ける兼務者にとって、自身の名刺をビジネスプロフィールとして活用しやすくなる。モバイルアプリケーションのiOS版はアップデート済みで、Android版は同日中にアップデートする予定。

 Sansanの「Eight」は、スマートフォンやWebブラウザで使える個人向けのオンライン名刺管理サービスである。法人向けの「Sansan」との連携機能を備えている。

 Eightは、相手の名刺をスマートフォンで撮影するだけで名刺を登録・管理できる。SNS機能も備えており、名刺を交換した相手の近況をフィードで閲覧できるほか、名刺が変わった際には通知を得られる。オンライン名刺交換ができるQRコードを組み込んだWeb会議用のバーチャル背景も生成できる。

 今回の強化では、1つのプロフィールに対して、現在の名刺として複数の名刺を登録できるようにした。複数の名刺を使い分けているユーザーにとって使いやすくなった。また、それぞれの肩書きで名刺交換をした相手に、別の肩書きを知ってもらえるという効果もある。

 今回の機能強化で、Eightを開いた時に表示する「ホーム画面」に、自身の名刺画像を画面上部に大きく表示するようにした(画面1)。名刺画像をタップすることで、スムーズにオンライン名刺交換ができるようになった。名刺画像をタップすると、名刺交換用のQRコードやURL(コピー可能)、QRコードを読み取るボタンを表示する。

画面1:オンライン名刺アプリケーション「Eight」のホーム画面を刷新し、自身の名刺画像を画面上部に大きく表示するようにした。名刺画像をタップすることで、スムーズにオンライン名刺交換ができるようになった(出典:Sansan)画面1:オンライン名刺アプリケーション「Eight」のホーム画面を刷新し、自身の名刺画像を画面上部に大きく表示するようにした。名刺画像をタップすることで、スムーズにオンライン名刺交換ができるようになった(出典:Sansan)
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 機能追加の背景として同社は、複数の肩書きを持つ副業/“複業”ユーザーが増えている状況を挙げる。ランサーズの調査によると、「複業系パラレルワーカー」は2020年時点で281万人に上るという。また、ランサーズに登録しているワーカーの3割は、在宅勤務の推奨が始まった2020年2月以降に副業・複業を開始している。

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