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クラウドBIの「Dr.Sum Cloud」に月額15万円の最安価「Entry」ライセンスを追加

2021年4月14日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ウイングアーク1stは2021年4月14日、クラウド型のBI(ビジネスインテリジェンス)ソフトウェア「Dr.Sum Cloud」のプランを増やすと発表した。既存3ライセンス(Small/Medium/Large)に加えて、最安価となるEntryライセンスを2021年5月13日に用意する。Entryライセンスの価格(税別)は月額15万円で、Smallライセンスの月額25万円よりも安く利用できる。

 ウイングアーク1stの「Dr.Sum Cloud」は、クラウド型のBIソフトウェアである(関連記事ウイングアーク1st、BIエンジン「Dr.Sum」のクラウド版「Dr.Sum Cloud」を提供)。オンプレミス型のBIソフトウェア「Dr.Sum」をSaaSで提供する(図1)。

図1:Dr.Sum Cloudの概要(出典:ウイングアーク1st)図1:Dr.Sum Cloudの概要(出典:ウイングアーク1st)
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 中核機能として、インメモリー型のデータベースエンジンを搭載している。企業情報システムのデータを収集し、これを高速に集計できる。データを分析・可視化する手段として、Iダッシュボード「MotionBoard Cloud」などを利用できる。

 今回、Dr.Sum Cloudのプランを増やした。既存の3ライセンス(Small/Medium/Large)に加えて、新たに最安価となるEntryプランを用意した(記事末の表1)。価格はぞれぞれ、Entryが月額15万円、Smallが月額25万円、Mediumが月額50万円、Largeが月額200万円から、である。いずれのプランも初期費用は50万円。

 Smallプランと、今回追加したEntryプランでは、利用できるデータ量が異なる。テーブルあたりのデータ上限は、Smallプランの2000万件に対して、Entryプランでは250万件に抑えられている。ハードディスクの容量は、Smallプランが標準で250GB、最大で1TBであるのに対して、Entryプランでは100GBで固定である。

 Entryプランを追加すると同時に、クラウド型のETL(抽出/変換/登録)ツール「Dr.Sum Connect Cloud」の提供も開始する。価格は、月額10万円から。ETLソフトウェア「Dr.Sum Connect」のクラウド版に相当する。Dr.Sum CloudのSmallプラン以上と組み合わせて利用できる(Entryプランでは利用できない)。

 なお、SmallプランとMediumプラン以上では、ハードウェアスペックだけでなく、利用できる機能も異なる。Mediumプラン以上では「Dr.Sum Data Funnel」を搭載している(関連記事ウイングアーク1st、BIソフト新版「Dr.Sum Ver.5.1」、IoTデータをリアルタイム処理可能に)。IoTデータのリアルタイム処理に向いた機能であり、ミリ秒単位のストリーミングデータを収集・加工できる。

表1:Dr.Sum Cloudのラインアップ
ライセンス名称 Entry Small Medium Large
ベース環境(相当) 2コア8GB 4コア16GB 16コア64GB 個別要件をヒアリングの上、ユーザーのニーズに合わせた環境を提供
ストレージ 100GB 250GB(最大1TB) 2Tバイト
データ件数 250万件/テーブル 2000万件/テーブル 1億件/テーブル
インメモリー処理 - -
Dr.Sum Data Funnel - -
Dr.Sum Connect Cloud接続(オプション) -
初期費用 50万円
月額利用料 15万円 25万円 50万円 200万円から
関連キーワード

ウイングアーク1st / Dr.Sum / クラウドBI / SaaS / アナリティクス

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