オプティムは2021年4月22日、テレワーク環境下でも従業員の勤務状況や業務内容を可視化できる運用管理ソフトウェア「Optimal Biz Telework」をバージョンアップした。新版では、「集中度」の指標を新たに追加し、各時間帯における業務への集中度合いを確認できるようにした。価格(税込み)は1ユーザー月額550円。
オプティムの「Optimal Biz Telework」は、テレワーク環境下でも、従業員の勤務状況や業務内容の把握を容易にする運用管理ソフトウェアである。管理対象のモバイル端末(Windows 10、macOS、Android、iOS、iPadOS)にエージェントソフトウェアをインストールして利用する(関連記事:オプティム、テレワーク中の勤務状況や業務内容を可視化する「Optimal Biz Telework」)。
従業員の稼働状況を確認できる。いつ、どこで、だれが、どのような業務をしているかを可視化できる。特徴の1つは、業務内容をAIが推定して自動で分類することである。AIは、あらかじめ学習した理想的な時間の使い方と、対象者の時間の使い方を比較し、対象者の生産性を分析する。業務終了時に、その日の時間の使い方を従業員に表示し、管理者にメールでレポートする。
始業時に従業員の体調やメンタルの状況をチャットボットを介して収集する機能も持つ。これにより、テレワーク環境下で問題となる従業員のコンディションを把握できる。また、従業員の端末が勤務時間中に無操作状態になった際に、管理者にアラートを通知するといった運用もできる。
今回の新版では、業務への集中度を可視化する機能を追加した(画面1)。タスクの稼働状況を基に独自に算出した「集中度」の指標を新たに追加し、各時間帯における業務への集中度合いを確認できるようにした。従業員は、稼働状況やコンディションと合わせ、1日の自身の業務への取り組み状況を振り返ることによって、セルフマネジメント力が向上する。
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新版ではまた、従業員個人の画面において、過去の稼働状況や勤務時間、体調などの情報を一覧で確認できるようにした(画面2)。これにより、当日だけでなく、1週間、1カ月といった期間で、自身の稼働状況を振り返ることができるようになった。業務に対する取り組み方の傾向を把握できるため、より効率的で生産性の高い働き方を考えるきっかけになる。
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