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NEC、D-Waveの量子アニーリングクラウドサービス「Leap Quantum Cloud Service」を提供

2021年12月7日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2021年12月7日、量子コンピューティングクラウドサービス「Leap Quantum Cloud Service」(提供元:カナダD-Wave Systems)をグローバルで販売開始すると発表した。グローバルで各種サポートのためのプロフェッショナルサービスを提供し、オーストラリアを皮切りに順次地域を拡大する。国内では日本語によるサポートを提供する。

 「Leap Quantum Cloud Service」は、カナダD-Wave Systemsが提供している量子アニーリングのクラウドサービスである。量子アニーリングマシンを使った量子アニーリングと、シミュレーテッドアニーリングの両方を、ニーズに合わせてクラウド上で利用できるサービスである。ソフトウェア開発環境として、Python用のOcean SDKを使える状態にしている。250を超えるサンプルアプリケーションも利用できる。

 NECは日本で、問い合わせに日本語で対応するサポートを提供する。Leap Quantum Cloud Serviceの利用環境を準備して利用するために必要な情報を提供する。一方、グローバルでは、各種サポートのためのプロフェッショナルサービスを提供する。Leap Quantum Cloud Serviceを業務に適用するためのサポート(業務の選定、技術検証、プロトタイプ開発、本番適用の各種支援)とLeap Quantum Cloud Serviceのトレーニングを提供する。

 NECは2020年、カナダD-Wave Systemsと協業し、Leap Quantum Cloud Serviceを活用してアニーリングのサービスをユーザーに提供してきた。配送計画、人員シフト、製造計画、ポートフォリオ作成など、各種な業務への応用研究を推進することで、知見を蓄積してきた(関連記事NECがD-Wave Systemsに1000万ドル投資、アプリケーション増やしD-Waveのクラウドで提供)。

 両社は今後、より大規模な組み合わせ最適化問題を高速に解決するため、両者のクラウドサービスを組み合わせたサービスの提供を目指す。NECのスーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」を活用したシミュレーテッドアニーリングのクラウドサービス「NEC Vector Annealingサービス」と、Leap Quantum Cloud Serviceを組み合わせる(関連記事NEC、シミュレーテッドアニーリングのクラウドサービス「NEC Vector Annealingサービス」を開始)。

 なお、NEC Vector Annealingサービスは、量子アニーリング処理に適した独自開発のアルゴリズムを組み込んだソフトウェアを、ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」上で動作させ、クラウドサービスとして提供するサービスである(関連記事NEC、デジタル処理のアニーリングマシンをベクトル型スパコンで高速化、2020Q1にサービス提供)。

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