SOMPOひまわり生命保険(本社:東京都新宿区)は、オンライン接客時にアバターを表示するシステムを導入した。通販で保険を契約した顧客へのアフターフォローや健康応援サービスの案内、コールセンターのオペレーターとのライフプラン・保険契約に関する相談などに活用する。アバターによる保険相談サービスをアドバンスクリエイトと共同で開発したAVITAが2023年6月12日に発表した。
SOMPOひまわり生命保険は、オンライン接客時に、接客対応者を模したアバターを画面に表示するシステムを導入した(図1)。通販で保険を契約した顧客へのアフターフォローや健康応援サービスの案内、コールセンターのオペレーターとのライフプラン・保険契約に関する相談などに活用する。
アバターによるオンライン接客システムには、AVITAとアドバンスクリエイトの2社が共同開発した「AVACOM」を使う。接客画面にアバターを表示することで、顧客や社員のプライバシーを保護し、心理的安全性を確保する。顧客と画面を共有することで円滑なコミュニケーションを実現する。
AVACOMは、アバターやAI技術によって接客を効率化するオンライン接客サービス。2023年2月から「アバターによる保険相談サービス」を、AVITAとアドバンスクリエイトの2社共同で販売しており、保険業界での導入が進んでいる。
2022年7月からは、アドバンスクリエイトの保険選びサイト「保険市場」で、アバターによる問い合わせ対応や保険のコンサルティングサービスを実施。その結果、電話での接客と比べて保険相談のアポ獲得率が2倍超になった。また、顧客からは「生身の人間よりアバターのほうが気軽に相談できる」という声を多数受けているという。