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バックアップストレージ「Arcserve OneXafe 4500」、最大7ノードのクラスタ構成で560TBまで拡張可能に
2023年10月12日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)
Arcserve Japanは2023年10月12日、バックアップ専用NASストレージ「Arcserve OneXafe 4500シリーズ」のバックアップ容量を拡大した。最大容量モデルを対象に最大7ノードのクラスタリング構成の運用に対応し、実効容量560TB/物理容量1680TBのストレージリソースを確保できるようになった。
Arcserve Japanの「Arcserve OneXafe 4500シリーズ」(写真1)は、バックアップデータを保存する目的に特化したNAS(SMB/NFS)ストレージシステムである。「Arcserve UDP」などのデータバックアップ製品と組み合わせて使う(関連記事:バックアップストレージ「Arcserve OneXafe 4500」、独自FSのスナップショットでランサムウェアに対抗)。
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ランサムウェアによるバックアップデータの改変を防ぐため、外部からは見えない独自のファイルシステムを用いた内部スナップショット機能を備えている。OneXafeは、バックアップのターゲット(マウント先)としては、SMB/NFSのファイル共有ストレージとして見えている。一方、バッググラウンドでは、外部からは見えない形で定期的にバックアップデータのスナップショットを作成する。
バックアップ容量の違いで4モデルをラインアップしている。2023年10月には実効容量10.6TBの新たなエントリーモデルを追加した(関連記事:ランサムウェア対策バックアップストレージ「Arcserve OneXafe 4500」に10TBのエントリーモデル)。
今回、大容量データをバックアップするための新機能として、複数台のOneXafeを集約するクラスタリング構成に対応した。大容量モデル「Arcserve OneXafe 4512-216」(実効容量72TB、2023年10月31日販売終了)とその後継モデル「Arcserve OneXafe 4512-240」(同80TB、同年11月1日販売開始)において最小2ノード/最大7ノードのクラスタリング構成をサポートする。
実効容量80TB/物理容量240TBの「Arcserve OneXafe 4512-240」を最大7ノードで運用した場合、同560TB/1680TBのストレージとして運用可能である。なお、OneXafeは同一ブロックを3個のHDDに書き込むので、実効容量は物理容量の3分の1になる。