IP-PBX/テレフォニー製品などを開発・提供するメディアリンクは2024年3月15日、メール自動返信クラウドサービス「メールボット」を発表した。フォームに寄せられた顧客からの問い合わせへの返信文を生成AIが自動作成し、メールで返信する。既存のチャットボットサービス「MediaTalkGAI」やFAQ検索システム「AI-FAQ」と組み合わせて、マルチチャネルで顧客への自動応対が可能になる。
メディアリンクの「メールボット」は、フォームに寄せられた顧客からの問い合わせに生成Aがメールで自動返信するクラウドサービスである。生成AIに米OpenAIのChatGPT（大規模言語モデル：GPT-3.5/GPT-4）を採用している。
返信文の自動作成は、社内のナレッジをRAG（Retrieval-Augmented Generation：検索拡張生成）構成から行う。ナレッジにはExcel、PDF、WebページURL、テキストファイルなどを登録できる。
返信文は、下書き状態での保存かメール返信まで実行かを設定できる。問い合わせWebフォーム画面を作成する機能も備える。
メディアリンクのチャットボットサービス「MediaTalkGAI」やFAQ検索システム「AI-FAQ」と組み合わせて、マルチチャネルで顧客への自動応対が可能になる。また、同社は現在、音声自動返信の「ボイスボット」を開発中で、マルチチャネル型のAI自動応答システムの実用化を進めている（図1）。
図1：共通ナレッジデータで、マルチチャネルAI自動応答を実現する（出典：メディアリンク）拡大画像表示
