Sansanは2024年4月23日、カード型デジタル名刺「My Eight Card」を発表した。名刺情報登録用のNFCチップを内蔵したカード型デバイスであり、スマートフォンをかざすことで名刺情報をやり取りできる。個人ユーザー向け名刺管理クラウドサービス「Eight」の周辺製品として一般提供を予定する。名刺交換相手がEightユーザーであれば、Eightに名刺情報が保存される。
Sansanの「My Eight Card」は、名刺情報登録用のNFCチップを内蔵したカード型デバイスである。スマートフォンをかざすことで名刺情報をやり取りできる。
個人ユーザー向け名刺管理クラウドサービス「Eight」の周辺製品として一般提供を予定する。名刺交換相手がEightユーザーであれば、Eightに名刺情報が保存され、Eightのプロフィール情報を更新するとMy Eight Cardの情報も自動更新される。非ユーザーの場合もスマートフォンの連絡先に情報が保存される(写真1)
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以前より、Eightには、Eightユーザー同士がスマートフォンをかざすだけでデジタル名刺を交換できる「タッチ名刺交換」機能が備わっている。Eight非ユーザーに対してもQRコードまたはURLリンクの形で名刺情報を渡せる(関連記事:Sansanの個人向け名刺管理サービス「Eight」、“複業”パラレルワーカー対応の新機能)。
Sansanによると、「相手がEightユーザーでない場合、スマートフォンで名刺交換を提案することにハードルを感じる」との声があり、デジタル名刺交換の体験に課題があったという。My Eight Cardであればデジタル名刺を受け取りやすくなる。
同社の調査では、約50%のビジネスパーソンが「商談時に名刺を切らした」「交換した名刺を紛失した」などの紙の名刺に関するトラブルを経験しているという。「My Eight Cardは、こうした紙の名刺切れによる機会損失を防ぐ。特に、多数の名刺交換機会があるオフラインイベントとは親和性が高い」(同社)としている。