オリックス生命保険(本社:東京都千代田区)は、ワークフローシステムと支払管理システムに、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」を導入した。同社内のアンケートではエンドユーザーの73%が「マニュアルや説明会がなくても、ガイドを見ながら問題なくシステムが操作できた」と回答している。テックタッチが2024年12月24日に発表した。
オリックス生命保険は、2014年ころからIT投資を拡大し、業務プロセスの効率化と顧客体験の向上を進めている。今回、システムの早期定着などを実現するため、複数システムを対象に、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」(画面1)を導入した。
画面1:「テックタッチ」の操作ガイド表示例(出典:テックタッチ)拡大画像表示
まずは、2023年にSaaS型の「支払管理システム」に適用した。取引先への支払い時に高頻度で利用しているシステムである。2024年には、各種申請業務に使っているオンプレミスのワークフローシステム「intra-mart」にも適用した。
いずれのシステムも、DAPで定着率を高めることで業務効率が上がりやすいと判断した。「画面の使い勝手を改善したいケースで、コストと時間をかけてシステムを改修しなくても、ガイドの適用で解決できるようになった」(オリックス生命保険)としている。
実際に、intra-martの画面上では、入力に迷いやすい承認者設定ルールや入力規則などを案内し、入力者自身で課題を解決できるようにした。これにより、申請の差し戻しが減った。社内のアンケート結果でも、エンドユーザーの73%が「マニュアルや説明会がなくても、ガイドを見ながら問題なくシステムが操作できた」と回答した。
今後は、購買管理システムや経費精算システムにもテックタッチを実装する予定である。また、新システム導入時は、常にテックタッチをセットで採用し、早期定着を図るとしている。
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