[ザ・プロジェクト]

コスト削減にとどまらないFinOpsの効果、「スタディサプリ」データ基盤チームの実践─リクルート

ITコストの正確な可視化から始まる、業務改善とビジネス価値追求

2024年12月26日(木)森 英信(アンジー 代表取締役)

クラウドサービスの料金は従量課金モデルが主流だ。大手ベンダーは米ドル基準の課金なので、昨今の円安で日本のユーザーは相当な影響を受けることがある。利用状況や支出の管理が不十分だと、予想外のコスト増に直面してしまう。そんな中で注目されているのが「FinOps」──クラウドサービスのコストを正確に可視化して、ROIの最適化や財務上の説明責任の確立を図る手法だ。本稿では、リクルートのオンライン学習サービス/アプリケーション「スタディサプリ」の開発・提供基盤を支えるデータエンジニアリンググループに、FinOpsの取り組みと成果を聞いた。

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