太陽生命保険(本社:東京都中央区)は、団体保険管理システム「おひさまねっと」をSaaSで刷新した。セールスフォース・ジャパンの「Salesforce Service Cloud」と「Salesforce Experience Cloud」を導入して、紙による申請/管理を撤廃したことで、事務作業上の不備が10分の1に減り、営業面では複数商品の申し込み割合が増えたという。Salesforceの導入を支援したテラスカイが2025年2月12日に発表した。
太陽生命保険は、団体保険業務の管理システム「おひさまねっと」を2016年から運用している。
同システムは、紙の申込書による業務を前提としていたことから、事務作業の負担が大きく、申し込み時の記載ミスといった不備も多く発生していたという。顧客にとっては、同時に複数の商品を申し込めないといった使いにくさもあった。
こうした課題から、加入者、団体事務局、同社(法人営業、事務担当者)にかかる業務負荷の軽減と利便性の向上を図るため、セールスフォース・ジャパンの顧客サービス/サポートおよび顧客やパートナーとの情報共有/コラボレーションを支援するSaaS「Salesforce Service Cloud」と「Salesforce Experience Cloud」(図1)を導入し、システムを刷新した。
図1:「Salesforce Experience Cloud」の概念図(出典:セールスフォース・ジャパン)拡大画像表示
テラスカイがシステム刷新プロジェクトを支援し、複数の機能を段階的に開発した。まず、2023年11月~2024年4月に団体保険の申し込み機能を開発。続いて、2024年5月~9月に拠出型企業年金の管理機能を開発している。
導入効果として、紙による申請/管理の撤廃で、事務作業上の不備が10分の1に減った。営業面では、課題だった複数の商品を同時申し込みが可能になり、加入者の利便性が向上したうえ、セットでの申し込みの割合が増えたという。
太陽生命は今後、団体保険の給付や請求に関する機能を追加する予定である。
太陽生命保険 / Salesforce / 顧客サービス / Service Cloud / Experience Cloud / SaaS / 保険 / 金融 / ペーパーレス
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