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グループウェア新版「desknet's NEO V9.0」、クラウドストレージを介したファイル転送機能を追加

2025年3月6日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ネオジャパンは2025年3月6日、グループウェア新版「desknet's NEO V9.0」を提供開始した。新版では、クラウドストレージとダウンロードURLを介して、最大5GBまでの大容量ファイルを送信できる新機能「ファイル転送」を追加した。SaaS版のユーザーには1ユーザー1GBのドライブ容量を追加料金なしで提供する。パッケージ版ユーザーには2025年5月以降、オプションライセンスを提供する。

 ネオジャパンの「desknet's NEO」は、Web型のグループウェアである。クラウドサービス版とオンプレミス版がある。HTML5を採用して画面遷移を減らすなど操作性に注力している。PC用画面に加えて、スマートデバイス用画面も用意している(関連記事グループウェア新版「desknet's NEO V8.6」、カスタム業務アプリをモバイルから利用可能に)。

図1:グループウェア「desknet's NEO」に追加した、クラウドストレージとダウンロードURLを介して、最大5GBまでの大容量ファイルを送信できる機能「ファイル転送」の概要(出典:ネオジャパン)
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 新版のV9.0では、最大5GBまでの大容量ファイルを送信できる新機能「ファイル転送」を追加した(図1)。desknet's NEOは、ユーザーがファイル転送機能を使って送信したファイルを、今回新たに用意したクラウドストレージに自動でアップロードする。さらに、ファイルをダウンロードするためのURLを記載したメールを受信者に送付する。受信者は、ダウンロードURLを開き、送信者が設定したパスワードを入力し、ファイルをダウンロードする(画面1)。

画面1:「ファイル転送」機能の利用画面(送信者画面と、受信者のダウンロード画面)(出典:ネオジャパン)
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 送信者は、ファイルのダウンロード状況を確認したり、送信後にダウンロードURLを使えなく設定したりできる。システム管理者向けには、ファイルの送信状況とダウンロード状況を監査する機能なども提供する。ダウンロードURLを送信するメールは、外部のメールサーバー(Microsoft 365やGoogle Workspaceのメールサーバーなど)を介して送信可能である。

 ファイル転送機能の提供にあたり、desknet's NEOのクラウド版ユーザーには、1ユーザー1GBのドライブ容量を追加料金なしで提供する。パッケージ版ユーザーには、2025年5月以降、外部クラウドストレージのオプションライセンスを提供する予定である。

 なお、外部クラウドストレージには、Wasabi Technologies Japanの「Wasabi Hot Cloud Storage」を採用した。同クラウドストレージの特徴は、データの下り転送料金やAPIリクエスト料金が発生しないことなど(関連記事S3互換ストレージのWasabiが日本法人設立、1TB月額6.99ドルで「S3より80%安い」とアピール)。

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