中国メディア各社の報道から、IT関連の最新動向を紹介する「中国電脳事情」。1カ月間に報じられた主要なニュースから重要なものをピックアップしてお伝えする。
シャドーバンキングが流行る中国、今度は家電大手TCLが貸金業に参入
─新浪科技(2014年10月13日)
中国家電大手のTCL集団が、中国で「小額融資会社」と呼ばれる貸金業(ノンバンク)に参入すると発表し話題になっている。先ごろ同社は、子会社となる惠州市仲愷TCL智融科技小貸公司の設立許可を広東省人民政府金融工作弁公室より獲得した。
公告によると、新しい子会社の資本金は2億元で、親会社であるTCLが主たる発起人となり、TCL集団が6,000万元を出資する形で同社株式の30%を保有し、子会社の代表取締役にTCL集団のCFOである黄旭斌氏が就任する。
子会社は貸付の主な対象として一般消費者の他、TCLの産業チェーン上のパートナー(下請け企業など)や、広東省惠州市を中心とした農業分野を想定しており、地域産業に根ざした独自の金融網を構築するとしている。
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