トランスコスモスは2017年11月6日、LINEを使った顧客とのやり取りをSalesforce Service Cloudで管理できるようにするサービスを発表、同日提供を開始した。トランスコスモスのコミュニケーション管理プラットフォームである「DECAds Connect Edition」を利用して、「LINEビジネスコネクト」と「Salesforce Service Cloud」を連携させる。
トランスコスモスのコミュニケーション管理プラットフォームであるDECAds Connect Editionを利用して、LINEビジネスコネクトとSalesforce Service Cloudを連携させる仕組み。これにより、LINEにおける顧客とのやり取りをSalesforce Service Cloudで管理できるようにする。
LINEのやり取りをSalesforceで管理できるようにすることによって、セグメント配信やO2O(Online to Offline)キャンペーン施策、カスタマーサポートなどの顧客コミュニケーションを迅速かつ効率的に行えるようになるとしている。
LINEビジネスコネクトとは、LINE公式アカウントの各種機能を企業向けにAPIとして提供するサービスである。従来の企業公式アカウントのような、LINEユーザーへの一方通行のメッセージ配信だけでなく、特定のユーザーに対してパーソナライズしたメッセージを送ることができる。
さらに、ユーザーの同意の下で、LINEアカウントを企業が持つ既存のデータベースなどと連携させることができる。これにより、メッセージ配信ツールとしての使い方を超えて、顧客関係管理(CRM)としての利用が可能になる。
今回の連携サービスのベースとなるDECAds Connect Editionとは、LINEなどの各コミュニケーションチャネルと、ユーザー企業が持つ顧客情報や購買履歴などのデータベース、ボットなどのチャットサービスを適切に組み合わせつことによって、ユーザー企業と顧客とのコミュニケーションを支援する基盤製品である。