電通国際情報サービス(ISID)は2019年2月14日、金融機関向けにクラウド型コンタクトセンターを構築するSIサービスを発表、同日提供を開始した。クラウド型の音声基盤「Amazon Connect」と、クラウド型のカスタマーサポートソフト「Salesforce Service Cloud」を活用する。最初の事例は住信SBIネット銀行で、2019年12月の稼働を予定する。
電通国際情報サービス(ISID)は、金融機関向けにクラウド型コンタクトセンターを構築するSIサービスを提供する。Amazon ConnectとSalesforce Service Cloudを活用してシステムを構築する。PBX(回線交換)やIVR(自動応答システム)などの音声基盤、応対履歴の管理機能、勘定系システムとの連携機能まで、すべてをクラウドだけで実現する(図1)。
図1:金融機関向けにクラウド型コンタクトセンターを構築するSIサービスの概要。Amazon ConnectSalesforce Service Cloudを活用してシステムを構築する(出典:電通国際情報サービス)拡大画像表示
音声基盤にAmazon Connectを採用することで、施設運用にかかる負荷を極小化する。さらに、電話応対を含む全ての応対履歴情報をSalesforce Service Cloudで一元管理することで、コンタクトセンターのオムニチャネル化を支援する。
最初の事例である住信SBIネット銀行は、コンタクトセンターを最も重要な顧客接点の1つとして位置付ける。さらなる顧客体験価値の向上を目的に、コンタクトセンターシステムの刷新を決定し、今回のシステムを採用した。
サービス提供の背景について同社は、金融機関のコンタクトセンターの役割が変わりつつあることを挙げる。「テレフォンバンキングや問合せ・苦情応対だけでなく、顧客接点の拠点となっている。複数チャネルの応対履歴を一元的に管理できるオムニチャネル化への対応が喫緊の課題となっている」(同社)。
「解決策の1つとしてコンタクトセンターシステムのクラウド化を検討する金融機関が増えている。一方で、勘定系システムとの連携が不可欠であることや、電話回線の敷設などの制約から音声基盤のクラウド化が困難であったことなどから、これまでは部分的な活用に留まっていた」(同社)。
コンタクトセンター / 金融 / 住信SBIネット銀行 / 銀行 / 電通国際情報サービス
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-


