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[市場動向]

ワークスモバイル、LINEのAI事業「LINE CLOVA」の統合を発表、LINE WORKSの「AI秘書」を開発

2023年4月1日付けでLINEからAIカンパニー事業を承継

2023年2月10日(金)IT Leaders編集部

企業向けコミュニケーションツール「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパンは2023年2月9日、同年4月1日付けでLINEのAIカンパニー事業「LINE CLOVA」を事業承継し、LINE WORKS事業に統合すると発表した。ワークスモバイルジャパンはLINE WORKS上でのAI活用を進めてサービスの強化を目指す。

 ワークスモバイルジャパンは、2023年4月1日付けで、LINEのAIカンパニー事業「LINE CLOVA」を事業承継し、「LINE WORKS」の事業に統合する(図1)。

 LINE WORKSは、ビジネスチャット、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなどのグループウェア機能を備えた企業向けコミュニケーションツール。ビジネス版LINEの位置づけでLINE同様のUI/UXを備えているのが特徴で、PC、タブレット、スマートフォンから無料版/有料版を提供している(関連記事ビジネス版LINE「LINE WORKS」新版、チームでのタスク管理、リアクション機能などを追加)。

図1:ワークスモバイルジャパンの企業向けコミュニケーションツール「LINE WORKS」にLINEのAI機能「LINE CLOVA」を統合(出典:ワークスモバイルジャパン)
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 LINEのAIカンパニー事業はこれまで、LINE CLOVAブランドを通じて、自社開発のAI技術を実装した「CLOVA OCR」「LINE AiCall」サービスの提供や、大規模言語モデル「HyperCLOVA」をはじめとするAI技術研究・開発に取り組むなど、AI製品の開発を進めてきた。ワークスモバイルジャパンは事業承継・統合により、開発してきたLINE CLOVAおよび関連のAI技術を、LINE WORKS上で使えるようにする(関連記事LINE、AI音声認識アプリ「CLOVA Note」β版を無料提供、“会話を目で見る”話者分離の書き起こしが可能)。

 LINEのHyperCLOVAは、日本語の学習データを基に構築した生成AI(Generative AI)である。チャットでの対話やメールの作文、ミーティングメモの要約などを自然な日本語で行える。ワークスモバイルジャパンは今後、LINE WORKSの利用が多い業種業態に特化したチューニングにより、現場業務で活用可能な専門知識を獲得していく。

●Next:LINE CLOVAのAI技術を取り入れた「LINE WORKS AI秘書(仮称)」を開発中

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